はじめに

序章　マーケティングの処方箋
1　予測論
2　モデル論
3　データ論
4　本書のパノラマ

第1章　ビジネスの意思決定をデータで支援する
1.1　企業活動に活用するデータの拡大について
1.2　組立製造業におけるビッグデータの発生・活用業務
1.3　今後のデータ入手・分析・活用への期待

第2章　商品市場を細分化するビッグデータ適合型クラスター分析の活用
2.1　クラスター分析とは
2.2　ビッグデータ適応型クラスター分析
2.3　距離の公理を満たさない類似度を用いたクラスタリング実践例
2.4　マーケティングの処方箋

第3章　購買履歴データから消費行動を知る〜スキャンパネル・データの活用
3.1　購買履歴データによる消費者の類型化
3.2　ソーシャルデータを活用したクラスターの特徴づけ
3.3　クラスタリングの実行
3.4　消費者理解のための処方箋

第4章　ポジショニングに適した広告表現を開発する
4.1　ポジショニングの重要性と課題
4.2　顧客価値を構造化する方法の検討
4.3　ポジショニングから商品やコミュニケーションを検討する
4.4　ポジショニングを具現化するための処方箋

第5章　カスタマージャーニーマップで消費者行動をストーリーで捉える
5.1　定量分析の限界と、定性調査の落とし穴
5.2　データを知識として使うためのカスタマージャーニーマップ
5.3　カスタマージャーニーマップの活用例
5.4　消費者行動理解のための処方箋

第6章　商品の適正な価格を決定する〜POSデータとPSM分析の活用
6.1　POSデータを用いた価格分布と価格反応の理解
6.2　POSデータの加工による価格情報の深堀り
6.3　PSM（PRICE2）による消費者の値ごろ感の理解
6.4　適正価格を決める処方箋

第7章　小売マーチャンダイジングを提案する〜POSデータの時系列分析
7.1　POSデータの開示とメーカー・卸売業者の営業の変化
7.2　POSデータの時系列分析の応用（月別データ分析、日別データ分析）
7.3　POSデータの分析を基盤とした提案の実践例
7.4　効果的なMD提案に繋げるPOSデータ分析の処方箋

第8章　CM認知率を予測する〜ランダムフォレスト法の活用
8.1　CMクリエイティブの重要性
8.2　「打ち手」につながるCM認知予測モデルの構築
8.3　ランダムフォレスト法の利用
8.4　シミュレーションから導く処方箋

第9章　CSマネジメントで顧客志向への転換を進める〜CS調査の活用
9.1　顧客満足とCSマネジメントの歴史的変遷
9.2　顧客満足の測定（CS調査）
9.3　CS調査の分析手法
9.4　CSマネジメントの処方箋

第10章　ブランディングを成功させる〜ブランド価値評価指標の活用
10.1　ブランド価値規定
10.2　ブランド価値測定指標の構造化
10.3　結果から
10.4　ブランディングに向けたマーケティング活動への処方箋

付録
Ａ：統計の理論的基礎
　　a．相関、直交、分散共分散
　　b．直交空間への回帰
　　c．距離
Ｂ：いくつかの情報源
索引