第0章●Stata とは/なぜStata を使うのか?
0.1 Stata とは?
0.2 本書のねらいと構成
0.3 Stata を入手しよう
0.3.1 Stata の種類について
0.4 Stata の実習講座について
0.5 本書で扱わないStata の機能について
0.6 Stata 17 とStata 16,および,それ以前のStata との違い
0.7 本書で利用するデータセット
0.8 第3版の特徴:因果推論
0.9 リーディング・テスト
第1部 Stata の使い方の基礎と回帰分析
第1章●はじめの一歩/Stata を使ってみよう!
1.1 インストール,起動と画面の見方
1.2 データの読み込み
1.3 データの保存
1.4 読み込んだデータを確認しよう
1.5 その他のデータの読み込み法
1.5.1 データの読み込みのその他の方法@“データ・エディタ”ウインドウを利用する方法
1.5.2 データの読み込みのその他の方法A“インポート”機能を利用する方法
1.6 困ったときには
第2章● Stata による統計表の作成?統計的な基礎も学ぼう
2.1 視覚的なデータの把握
2.1.1 度数分布表
2.1.2 ヒストグラム
2.2 数量的概念によるデータの把握
2.2.1 Stata による平均・標準偏差の算出
2.2.2 ヒストグラムと散らばり指標
2.3 EXCEL への移行
2.4 2 変数間の関係について
2.4.1 視覚的な2変数間の関係性の把握
2.5 Stata による散布図・相関係数の出力
2.6 Do-file による作業のプログラム化
2.7 log ファイルによる作業結果の保存
第2 章 練習問題
第3章● Stata による回帰分析/本格的な分析に向けて
3.1 回帰分析の考え方
3.1.1 回帰分析と最小二乗法
3.1.2 回帰分析の結果の評価
3.2 Stata による回帰分析
3.2.1 基本的な操作方法
3.2.2 説明力をあげるためには?:重回帰分析
3.2.3 質的な情報を取り込むには:ダミー変数の導入
3.2.4 係数の変化に関するダミー変数の導入
3.2.5 非線形モデル:二次関数
3.2.6 多重共線性
3.2.7 対数変換した回帰式の係数の意味
3.3 回帰分析の結果のとりまとめ
3.4 頑健な標準誤差
3.4.1 最小二乗法における誤差項に関する仮定
3.4.2 加重最小二乗法
3.4.3 頑健な標準誤差
Column 分析事例1:大相撲における年功序列賃金制
Column 分析事例2:プロ野球の打者と投手の交換比率
Column 分析事例3:キャビン・アテンダントの賃金構造
Column 分析事例4:国境コストの推定
Column 分析事例5:地震危険度と家賃
第3 章 練習問題
第4章● 離散選択モデル/質的データの分析
4.1 プロビット、ロジット・モデル
4.2 トービット・モデル
Column 分析事例6:女性役員がいる企業の特徴
第2部 因果推論
第5章●差の差の分析とパネル・データ分析/因果推論の定番
5.1 前後比較と差の差の分析
5.1.1 自治体の独自政策の政策効果の分析
5.1.2 都市開発の効果の分析
5.1.3 差の差の分析の限界
5.2 データ形式の様々
5.2.1 パネル・データ利用のメリット
5.2.2 プーリング回帰モデル
5.2.3 固定効果モデル
5.2.4 固定効果モデルと差の差の分析
Column 分析事例7:学校の質と地価
5.2.5 Stata による実習
5.2.6 二次元固定効果モデル
5.2.7 並行トレンドとプラセボ検定
5.2.8 変量効果モデル
5.3 変化率・ラグ項の扱い方
5.4 パネル・データの構築方法
5.4.1 データ結合のパターンとStata コマンド
5.4.2 Stata によるデータセットの作成方法
Column 分析事例8:男女の競争心格差−競艇の成績データから
Column 分析事例9:女性役員クオーター制導入の株価へ影響
第6章●操作変数法/横断面データでもパネルデータでも活躍
6.1 操作変数法とは何か
6.1.1 操作変数による因果関係の推定
6.1.2 同時性・逆の因果性の計量経済学的な問題点
6.1.3 操作変数が満たすべき条件
6.2 Stata による操作変数法の推定
6.2.1 操作変数が1 つの場合
6.2.2 操作変数が複数ある場合
Column 分析事例10:パネル・データにおける操作変数法
第7章●傾向スコア法/仮想現実の創造
7.1 傾向スコア法とは何か
7.2 Stata による分析事例1
7.3 傾向スコア回帰
7.4 Stata による分析事例2
7.5 傾向スコア法利用の際の注意事項
Column 分析事例11:学生の海外経験が就職に及ぼす影響
付録 ●困ったときの逆引き事典
1.データ整備・分析の準備
1 データを読み込むには
2 Stata 上でフォルダーを指定する,フォルダー内のファイルを一覧する・消去する
3 欠損値をゼロに置き換える
4 文字列の取り扱い上のコツ
5 統計量を含む変数を作成する:egen
6 ネット上のプログラムをインストールする
7 繰り返し作業の省力化
8 作業結果の一部を表示させない:quietly
9 集計量から構成されるデータセットを作成する:collapse
10 作業途中データの一時保存
11 二つ以上の個体識別番号を一つにまとめる
12 Stata 社提供のサンプル・データを利用する
13 通し番号をつける
14 merge コマンドを利用する際の注意事項
15 ペア・データの作成
2.図表の作成
1 有効桁数の調整
2 きれいな統計表をつくりたい
3 統計表のEXCEL 出力
4 ラベルの作成
5 散布図にタイトルやデータ・ラベルをつける
6 折れ線グラフを作成する
3.回帰分析の便利なコマンド
1 ダミー変数作成のコツ
2 ダミー変数回帰のコツ
3 factor variable を使って交差項を作成する
4 分析結果の取り纏め
5 推定結果の係数を取り出すには?
6 カテゴリーごとに回帰分析を実施する
7 変数の組み合わせを記憶させる:global
8 条件付ロジット・モデルと多項ロジット・モデル
9 生存分析
4.パネル・データ分析のコツ
1 パネル・データの認証xtset がうまくいかない
2 reshape のトラブル・シューティング
3 パネル・データの構成とバランス・パネルへの変換