はじめに 小森陽一
T[徹底討議]いま、なぜ研究するのか――現状況下で研究する意味を問う
時代の閉塞を突破するオルタナティブの研究とは何か
――新時代を創造する視点と研究力
小森陽一●東京大学大学院総合文化研究科教授――司会
金子 勝●慶應義塾大学経済学部教授
高橋哲哉●東京大学大学院総合文化研究科教授
U 研究する意味と研究力
――いま、研究者に必要な視点・構想力と研究の技術
「究極」の自由をいかに獲得するか、身体から考える
大澤真幸●京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
一〇年間がんばる根気があるか!
──問題設定の三条件と「研究力」をつける三つの方法
藤原帰一●東京大学大学院法学政治学研究科教授
危機的状況のなかで文学とフェミニズムを研究する意味
竹村和子●お茶の水女子大学大学院人間文化研究科教授
私が徹底して実証研究にこだわる理由
苅谷剛彦●東京大学大学院教育学研究科教授
世界の現実に批判的に介入する文学の〈不/可能性〉とは何か
岡 真理●京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
問題意識を〈学問〉にしていく本当の「研究力」とは何か
吉見俊哉●東京大学社会情報研究所教授
グローバリゼーションのなかで「地域研究」はどうあるべきか
臼杵 陽●国立民族学博物館・地域研究企画交流センター教授
大転換期=「危機の時代」に必要な問題意識と〈真実〉
神野直彦●東京大学大学院経済学研究科教授