1957年生まれ。 1957年東京大学医学部卒業。同年、東京大学医学部産科婦人科学教室入局。 1985年東京大学医学部附属病院に習慣流産専門外来を開設、以後責任者と してその運営を担当。1991年から2年間、米国シアトル市フレッドハッチ ンソン癌研究センターに留学。 1997年より東京大学医学部産科婦人科講師、現在に至る。 医学博士、日本産科婦人科学会専門医。専門は周産期医学、生殖 免疫学。特に、習慣流産(不育症)、妊娠中毒症、血液型不適合妊娠、自己免疫 疾患合併妊娠、血液凝固異常合併妊娠の管理が専門。
◎もう、一人で苦しまないで流産はデリケートなできごとのため、当事者の女性は相談する相手もないまま、不安や悲しみにひとりで耐えている場合が多い。そこで、習慣流産研究の第一人者である監修者が自然流産から習慣流産まで、流産の最新知識とケアをやさしい言葉でていねいに解説。女性の不安や悲しみに応える。また流産と向き合った日々を綴った体験者たちの手記も併せて掲載した。
■目次
第1章 なぜ、流産してしまったの 妊娠のしくみ 流産について 流産の原因……初期流産の場合 中期流産について 流産Q&A 流産に関する疑問 流産と手術 手術Q&A 手術に関する疑問 第2章 なぜ、何度も流産するの 習慣流産とは 習慣流産を克服して 習慣流産の薬と治療法 習慣流産Q&A 習慣流産に関する疑問 第3章 流産体験者の手記