カリフォルニア大学医学部(サンフランシスコ校)眼科臨床教授 カリフォルニア・パシフィック・メディカルセンター眼科研修医トレーニング計画最高顧問
1933年、横浜生まれ 東京大学理学部生物学科卒業、東京大学大学院修了、理学博士 東京大学医学部脳研究所助手、 カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)脳研究所、 順天堂大学医学部講師、同助教授、同教授を経て、 現在、人間総合科学大学教授、順天堂大学名誉教授 専攻は、神経科学・神経内分泌学。特に脳の性分化について研究している 主な著書――『男と女の脳をさぐる』(東京図書) 『脳から見た男と女』(講談社ブルーバックス) 『脳のしくみ――入門ビジュアルサイエンス』(日本実業出版社) 『脳の性差――男と女の脳をさぐる』(共立出版) 『脳とニューロンの科学』(裳華房) 主な訳書――『右と左の脳生理学』(ブラウン著、東京図書) 『脳科学への挑戦状』(バックランド著、(東京化学同人) 『脳が心を生みだすとき』(グリーンフィールド著、草思社) 『脳の探求』(グリーンフィールド著、無名舎)
◎脳研究の最前線過去数十年にわたって、脳内の何億ものニューロンについて、 さまざまな分野から研究がされ、「脳の地図化」が進んでいる。神経科学の進歩は、アルツハイマーや統合失調症、うつ病、 薬物依存症などの予防や治療などにつながる可能性がある。本書は、こうした最近の神経科学の状況を、わかりやすい言葉で 説明する「脳の探検」へのやさしいガイドである。
■目次
序章 1章 ニューロン星雲を探検する 2章 スターダストとニューロンの音楽 3章 機械の中のお化け 4章 光子と脳 5章 ニューロンのインテリジェンス 6章 脳の動く部品 7章 体内時計と内なる宇宙地図 8章 脳のもっとも複雑な機能 9章 脳はスーパーコンピュータをはるかに超えている 10章 ニューロンが会合してアイデアを具体化する 11章 行動を状況にマッチさせる 12章 脳の化学組成 13章 最後の和音