【2004年2月刊行】
論理療法トレーニング
スーザン・R・ワレン、レイモンド・デジサッピ、ウィンディ・ドライデン 著 菅沼憲治 監訳 日本論理療法学会 訳
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四六判304頁
ISBN978-4-489-00664-7 C0011
■著者紹介:
スーザン・R・ワレン(Ph.D.)
ジョンズ・ホプキンス大学講師。認知-論理療法センター所長。(ボルチモア、ロックビル、メリーランド)
レイモンド・デジサッピ(Ph.D.)
セント・ジョーンズ大学教授(心理学)。アルバート・エリス研究所専門教育部長。
ウィンディ・ドライデン(Ph.D.)
ロンドン大学ゴールドスミス校教授(カウンセリング)。イギリス論理療法研究所所長。
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■訳者紹介:菅沼憲治(すがぬま けんじ)
1976年 日本大学大学院文学研究科心理学専攻。博士課程満期退学。
1991-92年 カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校カウンセラー教育学部留学。
千葉商科大学商経学部教授・専任カウンセラーを経て、
現 在 茨城大学大学院教育学研究科教授。日本論理療法学会会長。カウンセリング心理学専攻。
著 書 『セルフ・アサーション・トレーニング』(東京図書)
『女性の心理』(共著、三笠書房知的生き方文庫)
『アサーティブ行動入門』(科学情報企画)他
訳 書 『自己主張トレーニング』(共訳、東京図書)
『実践論理療法入門』(岩崎学術出版)他
■翻訳協力者
序文・まえがき…江原勝久/1章・2章・3章…原 光広
4章・5章…福本靜津子/6章・7章…江原勝久
8章…荒井吾一/9章…江原勝久・福本靜津子
(以上、茨城大学大学院教育学研究科学校臨床心理専攻大学院生。翻訳時点での所属)
■内容紹介
◎楽しく長生きをするために
アルバート・エリスが始めた論理療法の目標は「できるだけ悩みを減らし、できるだけ長生きをし、
生活のなかでもできるだけ楽しみを見出だす」こと。身近に起こりうる豊富な事例をもとに、
どのような考え方をすればこの目標に近づけるのかをアドバイスする、論理療法の実践編。
初心のセラピストだけではなく、心理学を学びたい人にもわかるよう解説されている。
■目次
序文――アルバート・エリス
まえがき
1 論理療法の哲学
認識論―知るための技法
弁証法―考えるための技法
価値
責任ある楽観主義
倫理
倫理的な人道主義
論理療法ではないこと
人生哲学としてのラショナリティ
2 論理情動理論
論理療法理論の六原則
認知理論と論理情動理論
3 論理療法
A−B−Cモデル
模範実践
4 セラピーの上手な始め方
セラピストとクライエントの関係性
セラピーの段取りを構造的に示す
5 セラピストが必要とする基礎技法
論理療法セラピストの力量
セッションの進め方
6 A(できごと)
Aの確認
Aの明確化
7 C(結果として生じる感情や行動)
鍵となる概念―「惑乱した感情」対「惑乱していない感情」
Cに関する問題を解決する
Cを変える決心
教育用逐語記録
8 B(ビリーフ)
言葉と意味
認知のレベル
9 さらにB(ビリーフ)について
B(ビリーフ)を見つける
核となるビリーフの確認
教育用逐語記録
監訳者あとがき
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