1926年 生まれる 1948年 東京大学(経済学部)卒業。 東京大学講師,助教授,教授(教養学部)を経て退官。 その後、静岡県立大学(経営情報学部), 明治学院大学(経済学部)の教授,その他を経て 現在(2004年) 流通科学大学特別教授。 東京大学,静岡県立大学各名誉教授。 上のほかの主な経歴(公職のみ) 総理府・商品取引所審議会委員(1976―1985) 総務庁・統計審議会委員(1986―1995) 通商産業省・産業構造審議会委員(1990―1998) 運輸省・運輸政策審議会委員(1970―1984) 運輸省・港湾審議会委員(1964―1973) 日本国有鉄道・顧問(1970―1980) 等 主な著作 『マーケティング・リサーチ』(1958)ダイヤモンド社 『流通革命』(1962)中公新書 『現代製品論』(1973)日科技連出版社 『流通研究入門,その概念と統計』(正1975,続1977)日本経済新聞社 『経営と文化』(1984)中央公論社* 『日本型の情報社会』(1987)東京大学出版会 『現代の商学』(1999)有斐閣 (英文)“Culture and Management in Japan”(1988) Univ. of Tokyo Press.** *については金日坤教授による韓国語訳,**についてはラタナヤカ教授によるシンハラ語訳がある。
◎研究者を志す、すべての人へのメッセージ研究者生活50年を超える著者が、研究者としての生き方・あり方を自らの体験を交えて語り、研究を長く続けるためには、長続きする自分自身のテーマを若いうちに見つけることが必要であると訴える。溢れる情報に溺れず、いま流行最先端の研究に惑わされることなく、沸き出す知恵を絞りに絞れば、必ず成功が待っている。本書は、研究職を職業にしようと考えながらも、不安と焦燥で悩んでいる若い読者に、夢と希望を与えてくれるだろう。
■目次
研究者事始め 第1部 研究と研究者 (研究職は一生涯の仕事;「知の仕事師」としての研究者;科学とその効用、実用価値 ほか) 第2部 研究者を志す(プロの研究者に求められるもの;研究者に必要な諸適性;創造性、個性の発揮 ほか) 第3部 研究者として生きる(競争と能力発揮;研究の環境と体制を整える;問題を発見する ほか)
■研究者の心得8カ条
[1] 流行のテーマに惑わされるな [2] 本質的なテーマに取り組め [3] 周到な計画を立てよ [4] 世に役立つことを研究せよ [5] 活動の舞台は広く持て [6] 優れた師を持て [7] 他部門のとの積極交流に努めよ [8] 視界拡大には研究環境の転換をはかれ