新刊書

【2004年11月刊行】

日本語から学ぶ中国語・中国語から学ぶ日本語
王 浩智 著
A5判 224頁
ISBN978-4-489-00693-7 C3087


■著者紹介:王 浩智(おう こうち)
1959年 中国・厦門生まれ。
厦門大学外国語学部卒業。
中国大学で日本語学部講師を務めた後、国費留学で来日。
早稲田大学大学院研究科外国人特別研究員を経て、
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、
成城大学大学院博士後期課程修了。
現在、ISS通訳研修センター顧問兼主任講師。
著書に「耳から入る中国語」(学習研究社)がある。

■内容紹介
◎更なる上達を目指して 日本語・中国語ウォッチング
語学学習とは、新しい知識をひたすら取り込むことと思っていませんか? 学習の過程で、日本人の感性を通して中国語を観察したことがありますか? 中国語ネイティブから見える日本語の姿って?……両方向の視線で言葉を見比べ、その奥底に潜む法則に気づき、言葉に対する感受性を磨きましょう。伸び悩む人も、一歩前進するための次の課題が、きっと見つかります。

■目次

第一章 言葉と対象
 第一節 時間感覚
 第二節 空間感覚
 第三節 意図や利害で変化する言葉
 第四節 視点によって変化する言葉
 第五節 対象への着地
 第六節 強制的観察

第二章 言葉と言葉
 第一節 語内の連鎖
 第二節 語の要素を結びつけるもの
  1.<名詞+名詞> V+N+N 、N+V+N ―― 動詞による定義
  2.<名詞+名詞> N+N+N ―― 語中の名詞による定義
  3.<形容詞+名詞> adj+N+N ―― 語中の名詞による定義
 第三節 文の連鎖
  1.時系列の中国語 時間をねじる日本語
  2.空間におけるルール
  3.道理をどう重んじるか
  4.接続詞の連鎖機能
  5.並列表現をするには
  6.言葉の濃淡
  7.調律の方法

第三章 言葉と発信者と受信者と
 第一節 言語に期待するもの、しないもの
 第二節 アクターとプロンプター
 第三節 「文」と「語」
 第四節 発信者の振舞い
  1.ヘゲモニー(主導権)のありか
  2.省略の効用
  3.曖昧さの効用
 第五節 受信者の振舞い
  1.発信者との相互作用
  2.「押し広げ」と「絞り込み」
 第六節 言語ゲーム
  1.ドッジボールvsキャッチボール
  2.計量する世界
  3.信頼の基盤

むすび 快適なコミュニケーションとさらなる理解のために



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