1969年 東京理科大学理学部物理学科卒業。 東京理科大学理学研究科理数教育専攻助教授。理学博士。 日本物理学会領域13(物理教育・物理学史・環境物理)副代表。 日本金属学会関東支部理事・評議員他
1974年 東京理科大学理学部物理学科卒業。 同年、日ソ学院(現東京ロシア語学院)ロシア語本科卒業。 科学啓蒙作家・ロシア語翻訳家(翻訳テーマ「人と科学」)。 日本原子力学会会員(核融合炉・海外情報)。日本科学者会議会員(認識論)
◎思わず引き込まれる時間のはなし 「時間について考えないときは時間が何であるかわかっているが、時間について考えるとそれが何であるかわからなくなる」 アウグスティヌスがそう語ったように、「時間」に対する認識は大きく変化してきた。著名な科学者・物理学者たちの時間についての考え方の変遷をわかりやすく解説しながら、来るべき新しい時間認識はどうなっていくのかを探る。理科嫌いの読者でも、一気に物理学の最先端の世界に引き込まれてしまう、魅力溢れるすてきな読み物。
真理に対する飢え、餓えといったものが、研究とか勉強には不可欠なのです。あまり丸暗記や詰め込み勉強をすれば、食べ過ぎになって、本を見るのもうんざりという心理になってしまいます。学力低下・理科離れの原因はそこにあると言って良いでしょう。「どうして……なの?」と聞くあの好奇心が大切なのです。この本には加納誠先生という監修者がおられて、少しでも読者に理解しやすいようにと御意見を述べてくださいますから、安心してお読みください。面白いですよ。
■目次
第1章 古代の哲学者が考えていた時間 第2章 科学としての時間のはじまり 第3章 光とは何か 第4章 特殊相対性理論 第5章 一般相対性理論 第6章 ブラックホール