はじめに 多種多様な調査データを、「心理統計学」というサイエンスで読み解く
第1章 目に見えない「好み」やニーズを読み解く
構造方程式モデリング―――見えない「ブランド力」の測定法
独立成分分析―――商品ニーズに適した購買層のグルーピング方法
潜在混合分析―――見えない顧客の嗜好を顕在化させる
一対比較法―――好感度で差をつけたい、商品名の選択法
主成分分析―――企業情報から効率よくトータル指標を得る
第2章 「買いたいココロ」、その行動ルールを読み解く
コンジョイント分析―――消費者本人も知らない「購買の決め手」を探る
アソシエーションルール―――「紙おむつとビール」の関係から購買法則をつかむ
生存時間分析―――生き残る顧客、離れていく顧客、その訳を探る
決定木―――「もう一度買いたい」その理由の在処を探す
ベイジアンネット―――複数の因果関係を予測し、最適解を見出す
第3章 複雑な要因から、決定を下す根拠を読み解く
ニューラルネットワーク―――価格×購買数のMaxを見つける
多項ロジットモデル―――商品選択の影響度の高い要因を見つける
AHP―――「決められない問題」を優先順位から評価する
遺伝ACEモデル―――遺伝か、環境か? その影響力を測る
集団AHPとGAS―――複雑な基準のなかから意思決定のプロセスを探る
ISM―――要因の優先度から商品選定プロセスを分析する
第4章 グループ化&マッピングで、関係性を読み解く
自己組織化マップ―――競合群を2次元Mapであぶり出す
クラスター分析―――プレースタイルの「近さ」から戦略を立てる
多次元尺度法―――こころの中の「商品間のキョリ」の測定法
コレスポンデンス分析―――企業と大学の「相性」を見やすくする
探索的ポジショニング分析―――好人気、だけどニッチなポジションを探す
グラフィカルモデリング―――「見かけの相関関係」にだまされないために
第5章 どのくらい正確か、判断の信頼性を読み解く
傾向スコアによる重み付け補正法―――Web調査から信頼できる結果を引き出す
ロジスティック回帰分析―――取引先の倒産確率の読み解きかた
項目反応理論―――問題の難易度によらないテスト評価を下す
一般化可能性理論―――採用面接の信頼精度を測る
時系列分析―――時季変動の予測から、リスク最小かつ利益最大に
ポアソン回帰分析―――コストとエラーのバランスをコントロールする