第0章 環境リスク学への招待 [理念編] (中西準子)
0.1 環境汚染という恐怖●水俣病以後の50 年
0.2 危険性があるとしたら,どうするか?●三つの方法
0.3 リスク社会での新しい問題●発がん性
0.4 複数のリスクを比較する●水道水の例
0.5 許容量の指標●ハザード比と不確実性係数
0.6 HQ評価の効用と限界●既存のリスク評価書
0.7 「リスク勘」を養う●暴露情報の大切さ
Note●SI(国際単位系)と幾何平均・対数正規分布
第1章 環境リスク解析の基礎 [理論編] (吉田喜久雄)
1.0 環境リスク解析とは
1.1 有害性の評価
1.2 暴露の解析
1.3 リスクの判定
Column●擬似的なモンテカルロ・シミュレーション法によるHQ の推定
1.4 生態リスクの解析
Column●カイ二乗検定による分布の適合度検定
1.5 既存のリスク評価書
第2章 身近な事例に基づく環境リスク解析 [事例編] (吉田喜久雄・桑詩野)
2.1 屋外空気中の化学物質のリスク
2.2 屋内空気中の化学物質のリスク
2.3 排出源周辺の化学物質のリスク
Column●Excel を用いた大気拡散の計算とその理論
2.4 水道水中のクロロホルムのリスク
2.5 食品中のダイオキシン類のリスク
2.6 モデル推定に基づく生態リスク
Note●この本で出てくるExcelの関数解説
第3章 リスク解析に役立つツールとデータベース [資料編] (吉田喜久雄・桑詩野)
3.1 リスク解析に有用なツール
3.2 リスク解析に有用なデータベース
3.3 学習の手引きとなるブックガイド(参考書籍案内)