新刊書

【2006年9月刊行】

研究者のための上手なサイエンス・コミュニケーション
英国物理学会 監修 A・ウィルソン他 著 畠山雄二・秋田カオリ 訳
A5判 224頁
ISBN978-4-489-00739-2 C3040


■訳者紹介:畠山雄二(はたけやま・ゆうじ)
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。
現在、東京農工大学大学院 共生科学技術研究院助教授。
著書に『情報科学のための自然言語学入門:ことばで探る脳の しくみ』(丸善)、『ことばを科学する:理論言語学の基礎講義』(鳳書 房)、『理工系のための英文記事の読み方』(東京図書)、『英語の構造と 移動現象:生成理論とその科学性』(鳳書房)、『情報科学のための理論 言語学入門:脳内文法のしくみを探る』(丸善)、『科学英語読本:例文 で学ぶ読解のコツ』(丸善)、『言語学の専門家が教える新しい英文法: あなたの知らない英文法の世界』(ベレ出版)がある。また、編集幹事 として『言語科学の百科事典』(丸善)の編集にも携わっている。
  秋田 カオリ(あきた・かおり)
1968年東京都生まれ。東京農工大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。
現在、東京農工大学女性キャリア支援・開発センター特任助教授。
共訳者の畠山氏とペアを組んで科学技術系の翻訳を手がけている。 訳書(畠山雄二氏との共訳)に『うまい!と言われる科学論文の書き方: ジャーナルに受理される論文作成のコツ』(丸善)、『完璧!と言われる 科学論文の書き方』(丸善:近刊)、『大学生の勉強・研究法』(丸善:近刊)がある。
■内容紹介
◎英国物理学会が完全サポート!!
「うまい」プレゼンのし方とは? 「思わず採用したくなる」論文・投稿文の書き方とは? 「説得力のある」マスコミ対応のし方とは? 「正しい」情報収集のし方とは?? 自分をうまくアピールできない若手研究者のためのコミュニケーション術を、名門「英国物理学会」が懇切丁寧に解説し、その伝統の手法を教授する。研究者必携のコミュニケーショ「虎の巻」。

■目次

まえがき

第1部 サイエンス・コミュニケーションの実際

 1. 一般人のサイエンスに対する理解
  1.1 はじめに
  1.2 なぜ一般人も科学技術を理解する必要性があるのか?
  1.3 一般人は科学技術の何を知っているのだろうか?
  1.4 一般人とは誰のことだろうか?そして専門家とは?
  1.5 一般人は科学技術をどう思っているか?
  1.6 サイエンス・コミュニケーションはどう役に立つのか?
 2. 情報収集
  2.1 はじめに
  2.2 図書館
  2.3 生きた情報源
  2.4 他の情報源
 3. 活字によるコミュニケーション
  3.1 はじめに
  3.2 わかりやすい文の書き方
  3.3 形式とスタイル
  3.4 レイアウトとフォント
  3.5 イラスト
 4. メディアとの仕事
  4.1 はじめに
  4.2 メディアとコンタクトをとる
  4.3 メディアからコンタクトを受けたら…
  4.4 インタビューを受けたら…
  4.5 公共放送
  4.6 予期せぬ事態にどう対処したらよいか

第2部 コミュニケーションの理論と実践

 5. コミュニケーション理論の基礎概念と原理
  5.1 はじめに:効果的なコミュニケーションの必要性
  5.2 コミュニケーションのパターンとスタイル
  5.3 互いの意見を交換する
  5.4 コミュニケーションの基礎理論
 6. 口頭によるコミュニケーション
  6.1 はじめに
  6.2 話し言葉
  6.3 話し方
  6.4 トークの準備とプレゼン
  6.5 いろんな口頭発表
  6.6 視覚補助はどう使ったらいいか
 7. グループならびにチーム内での仕事
  7.1 はじめに
  7.2 グループ・ダイナミクス
  7.3 グループの役割とチームの役割
  7.4 グループならびにチーム内での仕事

索引

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