新刊書

【2007年9月刊行】

直感でつかむ大学生の微積分
村上仙瑞 著
A5判 328頁 
ISBN978-4-489-02019-3 C3041



■著者紹介:
  村上仙瑞(むらかみ せんずい)

    1973年 大分県中津市に生まれる
    1996年 熊本大学理学部数学科卒業
    1998年 大阪大学大学院理学研究科数学専攻卒業
    1998年 甲南高等学校・中学校で数学・情報教諭として勤務
          現在に至る

■内容紹介
◎高校数学からストークスの定理までイッキに読める
高校で数学が得意だったのに、大学で挫折する人が多い。受験のための 「問題を解く数学」であったことが、「問題を解かない」大学数学の理解を困難にしているのだ。 自分はいま何をしているのか、数学本来の意味を理解しないと大学ではついていけない。 本書では、まず微積分の直感的なイメージを描くことが重要であるという考えのもとに、 微積分の本質は何かを明らかにする。読者は本書によって、 高校の復習からストークスの定理まで、一気に読み通す快感を得ることができるだろう。

■目次

第1章 微分積分の考え方
   1.1 微分について
   1.2 積分について
第2 章 1変数関数(高校)の微分・連続性・極値
   2.1 1変数関数の微分可能性
   2.2 1変数関数の連続性
   2.3 1変数関数の極値
第3 章 曲面(2変数関数)
   3.1 多変数関数
   3.2 多変数関数の導入問題
   3.3 2変数関数 z=f(x,y)
   3.4 曲面論で問題を考える
第4 章 微分
   4.1 微分の定義の盲点
   4.2 偏微分
   4.3 全微分
   4.4 方向微分
   4.5 多変数関数の連続性
   4.6 多変数関数の極値
   4.7 微分=「差」
   4.8 微分と導関数
   4.9 微分のまとめ
第5 章 積分
   5.1 微分積分の基本定理
   5.2 不定積分と原始関数
   5.3 多重積分
   5.4 2変数関数の置換積分
   5.5 線積分
   5.6 面積分
   5.7 ガウスの発散定理
   5.8 グリーンの定理
   5.9 ストークスの定理
   5.10 線積分と面積分のまとめ
   5.11 積分のまとめ

参考文献
索 引

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