新刊書

【2011年11月刊行】

数学者の哲学+哲学者の数学−歴史を通じ現代を生きる思索−
砂田利一・長岡亮介・野家啓一 著


四六判 336頁 
ISBN978-4-489-02103-9 C3041


■著者紹介:
砂田利一(すなだとしかず)
 明治大学理工学部数学科教授,東北大学名誉教授 (理学博士)
長岡亮介(ながおかりょうすけ)
 明治大学理工学部数学科客員教授
野家啓一(のえけいいち)
 東北大学理事,附属図書館長,文学研究科教授

■内容紹介
◎生きる思索としての学問
古代ギリシャにおいてほぼ同時期に成立した数学と哲学.

今日ではその歴史すら忘れ去られるほど両者は掛け離れて見えているが,
《実用的な解決では満足せずに,根源的な思索をこそ重視する》という点で,
実用性,利便性が支配的な価値観となっている現代においては,なお一層,
隠れた親近性のある世界である.
数学なくしてはあまりに脆い(もろい).
哲学なくしてはあまりに蒙い(くらい).
数学者と哲学者の緊張ある対話の中に,現代人が見失いがちな知と魂の火花がある.
生きる思索としての学問がある.

■目次

はじめに
1章 数学と哲学,哲学と数学
2章 認識と存在
3章 無限とパラドクス
4章 言葉と論理
5章 無用の用を超えるもの
6章 学問の責任について
あとがき


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