『大学生のための 知のスキル 表現のスキル』
渡部 淳 著
はじめに
第1章 大学生になぜ表現力なのか
@ 互いを豊かにするコミュニケーション
A 表現者としての私――こうなりたい≠ニいうイメージをもつ
B 表現力――3つのモード
C 意外に辛い自己評価
D 大学生活の可能性――表現力磨きの場として
E 信頼と知のネットワークを築く
タスク
第2章 アメリカの小学生にプレゼンテーションの基本を学ぶ
@ 聞き手の反応を予想して話す
A アメリカで暮らす日本人小学生の経験
B 表現力が求められる土壌に違いがある
C アメリカからの帰国生1500人の経験から
D 取り組むのに遅すぎるということはない
タスク
第3章 あんがい知らないノートの取り方
@ 思わぬつまずき
A 自分のノートの取り方を探す――実践例
B 頭の働きを鍛えるノート法
C 暗記のためのノート法から創造的なノート法へ
タスク
第4章 スピーチからディベートへ――「勝ち負け」だけでない表現力
@ ディベートが注目されるようになった頃
A なかなか定着しない事情
B スピーチが基本
C 即興スピーチでお互いを知る
D 大規模授業でも表現力は磨ける
E 教育学基礎論のディベート・プログラム
F 周りの人を豊かにする表現力
タスク
第5章 論文が書ける
@ 原稿用紙100枚は高いハードル?
A 半年かけてじっくり取り組む
B 論文と表現力の関係
C ゴールをより遠くに設定する
タスク
第6章 演劇的プレゼンテーションの醍醐味
@ 発表テーマ「年金入門講座」
A 全身で学び、伝える意味
B 発表までの流れ
C また取り組んでみたい
D 演劇的手法のいろいろ
タスク
第7章 「動き出せる身体」をつくる
アクティビティ1 (架空)バレーボール
アクティビティ2 (架空)縄跳び
アクティビティ3 (架空)綱引き
アクティビティ4 なにやってるの?
アクティビティ5 イン・アンド・アウト
タスク
第8章 表現を味わう
アクティビティ6 人間と鏡
アクティビティ7 千手観音
アクティビティ8 芸術家と粘土
アクティビティ9 身体を使って文字を書く
アクティビティ10 静止画をつくる
タスク
第9章 表現のプロに学ぶ
@ 型が身体化されるということ――狂言師・茂山千作
A 朗読とインタビュー――アナウンサー・山田誠浩
B ドラマの効用――演出家・平田オリザ
C 「私の世界地図」――詩人・長田弘
タスク
第10章 21世紀を表現者として生きる
@ 気持ちの変化――「恥ずかしい」から「伝えたい」へ
A 身体モードの大切さ
B 動き出せる身体をつくる
C 職業生活に活かす
D 自然な表現力
E 「伝わらない」という経験も大切
F 進む多文化化のなかで
参考文献
あとがき