『math stories 数学は言葉』
上野健爾・新井紀子監修/新井紀子 著
シリーズ刊行にあたって
はじめに
CHAPTER1 定義とは何か
1.1 論理の誕生
1.2 どう定義すべきか
1.3 数学の辞書
COLUMN 数学と言葉 (野崎昭弘)
CHAPTER2 数学の文法
2.1 命題の対象
2.2 性質の表現
2.3 数学の接続詞
CHAPTER3 和文数訳
3.1 数訳のコツ
3.2 論理結合子の解釈
3.2.1 場合に分ける:「または」
3.2.2 箇条書きでまとめる:「かつ」
3.2.3 反対の反対は賛成:「否定」
3.2.4 前提と結果をつなぐ:「ならば」
3.2.5 置き換えと変形:「同等」
3.2.6 変数を扱う:「すべて」と「ある」
3.3 論理記号の規則
3.3.1 交換法則・結合法則・分配法則
3.3.2 対偶
3.3.3 ド=モルガンの法則
CHAPTER4 数文和訳
4.1 なぜ数学教科書の日本語は難解か
4.2 イプシロン-デルタ論法
4.3 微妙な差異を読み解く
4.4 数訳の困難
CHAPTER5 かたちから言葉を見る(影浦峡)
5.1 文のかたちに訴えるとき
5.2 コンピュータが言葉を使う
5.3 かたちを追求すると……
5.4 それでもできないこと
5.4.1 情報の入れ込み方・慣用
5.4.2 状況や文脈に依存した表現
5.4.3 言葉はモノでもある
5.4.4 とても複雑な文
5.5 ところで人間は、といえば……
CHAPTER6 証明とは何か
6.1 見ること。わかること。
6.2 事実と証明
6.3 証明の形式
CHAPTER7 数学の作文
7.1 集合と論理
7.2 証明を書いてみよう
7.3 数学的帰納法
7.4 「補題」はなぜ必要なのか
第8章 終章――ふたたび古代ギリシャへ
索 引
参考文献・引用文献