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物理学・化学・工学・生物学)

『よくわかる電磁気学
前野昌弘 著

はじめに

第0章 電磁気学の歴史とその意義
0.1 電気と磁気はどのように発見されたか
0.2 電磁気学の発展
0.3 現在における電磁気学と電磁気以後の物理学
0.4 電磁気学が重要である理由

第1章 真空中の静電気力と電場
1.1 静電気
1.2 クーロンの法則
	1.2.1 逆自乗則
	1.2.2 ベクトルで表現するクーロンの法則
1.3 重ね合わせの原理
1.4 電場Eと電気力線
	1.4.1 電場Eの定義
	1.4.2 電気力線
	1.4.3 電気力線の力学的性質
1.5 いろんな電荷分布における電場Eの計算
	1.5.1 有限の長さの線上に広がった電荷による電場E
	1.5.2 円状の電荷による電場E
	1.5.3 球殻状の電荷による電場E
1.6 電荷分布から電場Eを求める式
1.7 立体角と電気力線
1.8 章末演習問題


第2章 ガウスの法則と電場の発散
2.1 ガウスの法則
	2.1.1 電気力線の流量(flux)の保存
	2.1.2 立体角から考えるガウスの法則
2.2 複数および連続的な電荷が存在する時のガウスの法則
	2.2.1 面上に広がった電荷による電場E
	2.2.2 一様に帯電した無限に長い棒
	2.2.3 一様に帯電した球
	2.2.4 平行平板コンデンサ
2.3 電場Eの発散:ガウスの法則の微分形
	2.3.1 直交座標系における発散
	2.3.2 発散のない電場Eの例
	2.3.3 divE =ρ/ε0の簡単な例
2.4 極座標でのdiv 
	2.4.1 極座標のdiv の導出
	2.4.2 ∇を使った記法に関する注意
	2.4.3 極座標のdiv を使って電場Eを求める
2.5 章末演習問題


第3章 静電気力の位置エネルギーと電位
3.1 1次元の静電気力の位置エネルギーと電位
	3.1.1 力学的エネルギーの復習(1次元) 
	3.1.2 1次元の静電気力の位置エネルギーと電位
3.2 3次元の空間で考える電位
	3.2.1 3次元の空間における位置エネルギー
	3.2.2 電位と電場Eの関係
3.3 rot と位置エネルギーの存在
	3.3.1 位置エネルギーが定義できる条件
	3.3.2 仕事が経路に依存しない条件
	3.3.3 rot のイメージ1:ボートの周回
	3.3.4 rot のイメージ2:電場車
3.4 電位の満たすべき方程式
	3.4.1 位置エネルギーの微分としてのクーロン力
	3.4.2 ポアッソン方程式
	3.4.3 ラプラシアンの物理的意味
3.5 電位の計算例
	3.5.1 一様な帯電球
	3.5.2 無限に広い板
	3.5.3 電気双極子
3.6 静電場の保つエネルギー
	3.6.1 位置エネルギーは誰のもの? 
	3.6.2 電場のエネルギー?電荷と電位による表現
	3.6.3 電場の持つエネルギー?電場Eによる表現
	3.6.4 平行平板コンデンサの蓄えるエネルギー
3.7 電場の応力
	3.7.1 電気力線は短くなろうとする→電場の張力
	3.7.2 電気力線は混雑を避ける→電場の圧力
	3.7.3 応力から考える静電気力
3.8 章末演習問題

第4章 導体と誘電体
4.1 導体と電場・電位
	4.1.1 導体表面の電場E
4.2 導体付近の電場
	4.2.1 点電荷と平板導体
	4.2.2 平行電場内に置かれた導体球
4.3 静電容量
4.4 誘電体と分極
	4.4.1 分極
4.5 真電荷と分極電荷?静電気学の基本法則
4.6 強誘電体と自発分極
4.7 誘電体中の静電場の持つエネルギー
4.8 章末演習問題

第5章 電流と回路
5.1 導体を流れる電流
5.2 抵抗を流れる電流?オームの法則
5.3 ジュール熱
5.4 電池と起電力
5.5 キルヒホッフの法則
	5.5.1 電流の保存則
	5.5.2 電位の一意性
5.6 合成抵抗
5.7 回路を閉じた時に起こること
5.8 コンデンサの充電
5.9 章末演習問題

第6章 静電場から静磁場へ
6.1 磁場とは何か
	6.1.1 磁石の作る磁場
	6.1.2 電流の作る磁場
	6.1.3 磁場中の電流の受ける力
	6.1.4 磁極の正体
6.2 章末演習問題

第7章 静磁場の法則−その1 アンペールの法則
7.1 無限に長い直線電流による磁場
7.2 アンペールの法則
7.3 磁位
7.4 アンペールの法則の応用例
	7.4.1 ソレノイド内部の磁場
	7.4.2 平面板を流れる電流
7.5 章末演習問題

第8章 静磁場の法則−その2 ビオ・サバールの法則
8.1 ビオ・サバールの法則
	8.1.1 微分形の法則から場を求めること
	8.1.2 アンペールの法則との関係
	8.1.3 線積分で書いたビオ・サバールの法則
	8.1.4 ビオ・サバールの法則のもう一つの導出
8.2 ビオ・サバールの法則の応用
	8.2.1 円電流の軸上の磁場
	8.2.2 円電流の軸上以外での磁場
8.3 章末演習問題

第9章 静磁場の法則−その3 電流・動く電荷に働く力とポテンシャル
9.1 無限に長い直線電流間の力と、アンペアの定義
9.2 電流素片の間に働く力
9.3 導線の受ける力と動く電荷の受ける力
	9.3.1 ローレンツ力
	9.3.2 ローレンツ力を受けた荷電粒子の運動
	9.3.3 ホール効果
9.4 ベクトルポテンシャル
	9.4.1 数学的な定義
	9.4.2 Aの物理的意味
9.5 章末演習問題

第10章 磁性体中の磁場
10.1 磁性
	10.1.1 反磁性
	10.1.2 常磁性
	10.1.3 強磁性
10.2 磁場の表現?磁束密度Bと磁場H
	10.2.1 BとH
	10.2.2 透磁率
10.3 例題:一様に磁化した円筒形強磁性体
10.4 媒質が変わる場合の境界条件
10.5 章末演習問題

第11章 動的な電磁場電磁誘導
11.1 静的な場と動的な場
11.2 ファラデーの電磁誘導の法則
11.3 導線が動く時の電磁誘導のローレンツ力による解釈
	11.3.1 仕事をするのはいったい誰か? 
11.4 磁束密度の時間変化と電場
	11.4.1 時間変動する電磁場の場合の電位
11.5 自己誘導・相互誘導
	11.5.1 自己インダクタンスと相互インダクタンス
11.6 コイルの蓄えるエネルギー
11.7 章末演習問題

第12章 変位電流とマックスウェル方程式
12.1 変位電流
	12.1.1 マックスウェルによる導入
	12.1.2 変位電流は磁場を作るか? 
12.2 電磁波
	12.2.1 電磁波の方程式
12.3 電磁場のエネルギーの流れ
12.4 電磁運動量
12.5 直流回路で運ばれるエネルギー
12.6 章末演習問題

おわりに

付録A  ベクトル解析の公式
A.1 外積
A.2 直交座標、円筒座標、極座標の基底
A.3 微分
A.4 div , rot , grad の相互関係
A.4.1 grad のrot が0 であること
A.4.2 rot のdiv が0 であること
A.4.3 ストークスの定理
A.4.4 よく使う公式
A.4.5 rot (rot A) = grad (div A) −△A の直観的説明

付録B 練習問題のヒント
付録C 練習問題の解答
索 引




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