『Stataによるデータ分析入門
−経済分析の基礎からパネル・データ分析まで−』
松浦寿幸 著
まえがき
0章 Stataとは
0.1 Stataとは?
0.2 本書のねらいと構成
0.3 Stataを入手しよう
0.4 Stataのインストール
0.5 Stataの実習講座について
0.6 本書で扱う事例について
0.7 本書で扱わないStataの機能について
0.8 Stata 11とStata 10,およびそれ以前のStataとの違い
0.9 データ収集のコツ
0.9.1 データはどこにでもある
0.9.2 マイクロ・データの利用について
0.9.3 分析手法を身につける:リーディングリスト
1章 はじめの一歩
1.1 インストール,起動と画面の見方
1.2 データの読み込み
1.3 データの保存
1.4 読み込んだデータを確認しよう
1.5 その他のデータの読み込み
1.5.1 データの読み込みのその他の方法1 "Edit"ウインドウを利用する方法
1.5.2 データの読み込みのその他の方法2 "Import"機能を利用する方法
2章 Stataによる統計表の作成
2.1 視覚的なデータの把握
2.1.1 度数分布表
2.1.2 ヒストグラム
2.2 数量的概念によるデータの把握
2.2.1 平均値とは
2.2.2 分散と標準偏差
2.2.3 Stataによる平均・標準偏差の算出
2.2.4 ヒストグラムと散らばり指標
2.3 EXCELへの移行
2.4 2変数間の関係について
2.4.1 視覚的な2変数間の関係性の把握:散布図
2.4.2 共分散
2.4.3 相関係数
2.5 Stataによる散布図・相関係数の出力
2.6 Do-fileによる作業のプログラム化
2.7 logファイルによる作業結果の保存
3章 Stataによる回帰分析
3.1 回帰分析の考え方
3.1.1 回帰分析と最小2乗法
3.1.2 回帰分析の結果の評価
3.2 Stataによる回帰分析
3.2.1 基本的な操作方法
3.2.2 説明力をあげるためには? :重回帰分析
Column 分析事例1:大相撲における年功序列賃金制−中島隆信『大相撲の経済学』より−
Column 分析事例2:谷岡一郎「3割打者と防御率3.0の投手のトレードはどちらが得か?」
3.2.3 質的な情報を取り込むには:ダミー変数の導入
Column 分析事例3:エコポイントは消費をどの程度押し上げたか?
3.2.4 係数の変化に関するダミー変数の導入
3.2.5 回帰分析による都市開発の経済効果分析
Column 分析事例4:キャビン・アテンダントの賃金構造
Column 分析事例5:沓澤隆司・水谷徳子・山鹿久木・大竹文雄「犯罪と地価・家賃」
3.2.6 対数変換した回帰式の係数の意味
3.3 回帰分析の結果のとりまとめ
4章 Stataによるパネル・データ分析
4.1 パネル・データ分析の考え方
4.2 パネル・データ利用のメリット
4.2.1 プーリング回帰モデル
4.2.2 固定効果モデル
4.2.3 変量効果モデル
4.3 Stataによるパネル・データを活用した分析
Column 事例紹介6 IT活用と賃金
4.3.1 事例1 小売店舗密度の決定要因分析
4.3.2 事例2 都道府県データによる労働生産性の分析
4.3.3 事例3 企業レベルデータによる雇用空洞化に関する分析
4.4 パネル・データの構築方法
4.4.1 データ結合のパターンとStataコマンド
付 困ったときの逆引き事典
1. データの整備・分析の準備
Stataで日本語を表示させるには?
メモリーが足りない:set memory
Stata上で,フォルダーを指定する,フォルダー内のファイルを一覧する・消去する
欠損値をゼロに置き換える
文字列の取り扱い上のコツ
統計量を含む変数を作成する:egen
確率四分位ダミーをつくりたい
本書で使用したDo-fileの利用について
ネット上のプログラムをインストールする
繰り返し作業の省力化
作業結果の一部を表示させない:quietly
集計量から構成されるデータセットを作成する:collapse
作業途中データの一時保存
二つ以上の個体識別番号を一つにまとめる
固定長ファイルの読み込み
Stata 9, Stata 8, 読み込める形式で保存する
Stata社提供のサンプル・データを利用する
2.図表の作成
有効桁数の調整
きれいな統計表をつくりたい
ラベルの作成
散布図にタイトルやデータ・ラベルをつける
折れ線グラフを作成する
3.回帰分析の便利なコマンド
ダミー変数作成のコツ
ダミー変数回帰のコツ
factor variableを使って交差項を作成する
回帰分析の結果の整理(estoutコマンドの使い方)
推定結果の係数を取り出すには?
カテゴリーごとに回帰分析を実施する
変数の組み合わせを記憶させる:global
時系列データの取り扱い
不均一分散の対処法:ホワイトの修正標準誤差と加重最小2乗法
質的選択モデルの推定と限界効果の計測(練習問題あり)
4.パネル・データ分析のコツ
パネル・データの認識tssetがうまくいかない
reshapeのトラブル・シューティング
パネル・データの構成とバランス・パネルへの変換
任意の2時点における遷移確率行列を作成する
エラーメッセージ一覧
索引