『研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]』
小塩 真司 著
目 次
まえがき
第0章 データ解析の基礎知識
――データを集める前に,まず知っておくこと
Section 1 データ解析を行う際の心構え
1-1 「ベースの分析」と「メインの分析」
1-2 論文執筆での「暗黙のルール」
1-3 真似から始める
1-4 真似だけで終わらないこと
Section 2 調査という手法
2-1 データを得る
2-2 質問と回答
2-3 質問項目
2-4 尺度
2-5 信頼性
2-6 妥当性
Section 3 どの分析を使うか
3-1 「関連」を検討する
3-2 「相違」を検討する
3-3 「多変量解析」を行う
3-4 「共分散構造分析(構造方程式モデリング)」を行う
第1章 尺度構成の基本的な分析手続き
――清潔志向性尺度の作成と男女比較
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 項目内容
1-3 調査の方法
1-4 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容と値ラベルの設定
2-2 項目分析(平均値・標準偏差の算出)
Section 3 因子分析の実行
3-1 1回目の因子分析(因子数の検討)
3-2 2回目の因子分析(Promax回転と項目の取捨選択)
3-3 3回目の因子分析(最終的な因子構造の確定)
3-4 因子の命名
3-5 結果の記述1(清潔志向性尺度の分析)
Section 4 内的整合性の検討
4-1 「オシャレ」下位尺度の内的整合性
4-2 「整理整頓」下位尺度の内的整合性
4-3 「衛生」下位尺度の内的整合性
Section 5 尺度得点と相関係数の算出
5-1 下位尺度得点の算出
5-2 平均値・標準偏差・相関係数の算出
5-3 結果の記述2(下位尺度間の関連)
Section 6 男女差の検討7
6-1 t 検定による男女差の検討
6-2 結果の記述3(男女差の検討)
6-3 男女の関連の違いを散布図に描く
6-4 男女別の相関係数を算出する
6-5 結果から考えられること
Section 7 論文・レポートでの記述
第2章 尺度を用いて調査対象を分類する
――友人関係スタイルと注目・賞賛欲求
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 項目内容
1-3 調査の方法
1-4 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容
2-2 項目分析(平均値・標準偏差の算出と得点分布の確認)
Section 3 因子分析の実行
3-1 1回目の因子分析(因子数の検討)
3-2 2回目の因子分析(Promax回転)
3-3 3回目の因子分析(Varimax回転)
3-4 因子得点の算出
3-5 結果の記述1(友人関係尺度の分析)
Section 4 因子得点の特徴
4-1 平均・分散・標準偏差
4-2 相関
4-3 相互相関
Section 5 グループ分け
5-1 クラスタ分析(1回目)
5-2 クラスタ分析(2回目)
5-3 結果の記述2(相互相関)
Section 6 グループの特徴(χ2検定,1要因分散分析)
6-1 人数比率
6-2 1要因の分散分析
6-3 値ラベルをつける
6-4 注目・賞賛欲求の群間比較
6-5 結果の記述3(友人関係による分類,友人関係スタイルと注目・賞賛欲求の関係)
Section 7 論文・レポートでの記述
第3章 グループ間の平均値の差を検討する
――恋愛期間と別れ方による失恋行動の違い
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 調査の方法・項目内容
1-3 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容
2-2 項目分析(平均値・標準偏差の算出と得点分布の確認)
Section 3 因子分析の実行
3-1 1回目の因子分析(因子数の検討)
3-2 2回目の因子分析(Promax回転と項目の取捨選択)
3-3 因子の命名
3-4 結果の記述1(失恋行動チェックリストの因子分析)
Section 4 内的整合性の検討
4-1 失恋行動チェックリストの内的整合性
Section 5 尺度得点と相関係数の算出
5-1 下位尺度得点の算出
5-2 下位尺度間相関の算出
5-3 結果の記述2(下位尺度間の関連)
Section 6 群分け
6-1 恋愛期間の群分け
6-2 人数の確認
Section 7 分散分析
7-1 「悲嘆」の分散分析
7-2 「悲嘆」の単純主効果の検定
7-3 他の得点の分散分析
Section 8 多変量分散分析
8-1 多変量分散分析の実行
8-2 個別の検定を行うときには
8-3 結果の記述3(恋愛期間と別れのタイプによる失恋行動の差)
Section 9 論文・レポートでの記述
第4章 影響を与える要因を探る
――若い既婚者の夫婦生活満足度に与える要因
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 調査の方法・項目内容
1-3 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容
2-2 項目分析(平均値・標準偏差の算出と得点分布の確認)
Section 3 因子分析の実行
3-1 1回目の因子分析(因子数の検討)
3-2 2回目の因子分析(Promax回転と項目の取捨選択)
3-3 3因子と5因子の結果を比較する
3-4 3回目の因子分析
3-5 結果の記述1(夫婦生活調査票の分析)
Section 4 内的整合性の検討
4-1 夫婦生活調査票の内的整合性
Section 5 下位尺度得点の算出とt検定
5-1 下位尺度得点の算出
5-2 t 検定
5-3 男女込みの相関
5-4 男女別の相関
5-5 結果の記述2(相関関係)
Section 6 重回帰分析
6-1 男女込みの重回帰分析
6-2 男女別の重回帰分析
Section 7 こういう分析も:Amosで分析
7-1 パス図を描く
7-2 男女込みの分析
7-3 多母集団の同時分析
7-4 等値制約による比較
7-5 結果の記述
Section 8 論文・レポートでの記述
第5章 潜在変数間の因果関係を検討する
――5因子性格が自己愛傾向に与える影響
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 調査の方法・項目内容
1-3 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容
2-2 探索的因子分析
2-3 因子分析をパス図に表す
Section 3 確認的因子分析
3-1 確認的因子分析(確証的因子分析,検証的因子分析)
3-2 モデルの改良
3-3 結果の記述1(Big Five項目の確認的因子分析)
Section 4 影響の検討
4-1 自己愛の構造の確認
4-2 影響の検討
4-3 モデルの改良
4-4 結果の記述2(Big Fiveが自己愛傾向に及ぼす影響)
Section 5 論文・レポートでの記述
第6章 潜在曲線モデルを利用する
――知能が算数の学習効果に及ぼす影響
Section 1 分析の背景
1-1 研究の目的
1-2 調査の方法
1-3 分析のアウトライン
Section 2 データの確認と項目分析
2-1 データの内容
2-2 1要因の分散分析(反復測定)
2-3 結果の記述1(解答数の変化)
Section 3 相互相関
3-1 相互相関
3-2 結果の記述2(相互相関)
Section 4 潜在曲線モデルで検討
4-1 切片と傾きを潜在曲線モデルで検討
Section 5 切片と傾きを予測
5-1 切片と傾きを予測する
5-2 結果の記述3
(切片と傾きの推定,切片と傾きに対するIQの影響)
Section 6 論文・レポートでの記述
Section 7 補足説明
7-1 潜在曲線モデルで適合度を上げるコツ
7-2 1.誤差共分散を導入する
7-3 2.非線形曲線を当てはめる
7-4 結果から
第7章 Excel+Amos活用マニュアル
――見やすい表の作成とパス図作成のための総覧
Section 1 表の作成方法
1-1 プロマックス回転の因子分析表の作成
1-2 相関表の作成
Section 2 Amosの操作一覧と基本モデル
2-1 Amosの作業画面
2-2 よく使用するアイコンと簡単な説明
2-3 パス図の基本
2-4 よく使用される基本的なモデル
あとがき(第1版)
あとがき(第2版)
参考文献
事項索引
SPSS操作設定項目索引
Amos操作設定項目索引
Excel操作設定項目索引
コラム<STEP UP>
分析をくり返すときには
相互相関と因子間相関
バリマックス回転での出力結果を表に記載する
因子得点の推定方法
多重比較の調整のオプション
多変量分散分析で単純主効果の検定を行う
分散分析と効果量
疑似相関・抑制変数・多重共線性
VIF の算出
パス係数の差の検定
等値制約によるパス係数の比較の手順
「信頼性の検討」と「妥当性の検討」
分散と係数の固定
ICEPT,SLOPEの推定値による解答数の計算
予測モデルの結果は何を表しているのか?