四六判並製 224頁 ISBN978-4-489-02012-4 C1081 ■著者紹介：渡部　淳（わたなべ　じゅん） 日本大学文理学部教育学科教授（教育内容・方法論、国際理解教育論）。 1951年、秋田県に生まれる。国際基督教大学（ICU）大学院行政学研究科博士後期課程満期退学。ICU高校教諭としてのべ100カ国の帰国生を担当。2003年４月より現職。 著書：「討論や発表をたのしもう――ディベート入門」（ポプラ社）、「国際感覚ってなんだろう」（岩波ジュニア新書）、「学校の居心地　世界と日本」（学事出版）、「教育における演劇的知」（柏書房／第42回演劇教育賞・特別賞）、「教師　学びの演出家」（旬報社）、「中高生のためのアメリカ理解入門」（編著、明石書店）、など多数。

◎「伝えられない自分」から脱出！
大学生になってはじめに直面する困難「ノートが取れない！」。 発表やプレゼンテーションの場面では「コトバが伝わらない！」。 そして就職活動の面接ではコミュニケーション能力を求められ る大学生たちへ贈る待望の一冊。それらをすべて表現力と結び つけて、渡部先生の授業は展開する。本書を開いて、渡部先生 のクラスに入ろう。ディスカッションやスピーチを多用する 欧米スタイルの授業を受けながら、無理なく、楽しく、大学生 に必要なスタディ・スキルズにプラス、表現スキルを体得でき る。もう「伝えられない自分」から脱出しよう。

まえがき
第１章　大学生になぜ表現力なのか
第２章　アメリカの小学生にプレゼンテーションの基本を学ぶ
第３章　あんがい知らないノートの取り方
第４章　スピーチからディベートへ――「勝ち負け」だけでない表現力
第５章　論文が書ける
第６章　演劇的プレゼンテーションの醍醐味
第７章　「動き出せる身体」をつくる
第８章　表現を味わう
第９章　表現のプロに学ぶ
第10章　21世紀を表現者として生きる
参考文献
あとがき