一橋大学法学部卒業。イリノイ大学数学科博士課程修了。理学博士。 現在,国立情報学研究所教授,社会共有知研究センター長。 専門は数理論理学,情報科学,教育工学。 情報共有基盤システムNetCommonsを開発,学校などでも簡単に使いこなせる情報共有システムをめざしている。その一方で,専門の論理学を活かして算数・数学の著作にも多数取り組む。 『数学にときめく』『ふしぎな無限』(いずれも講談社ブルーバックス),『ハッピーになれる算数』『生き抜くための数学入門』(いずれも理論社) 著者の研究ブログ →こちら 上記ブログでのこの本の刊行紹介 →「数学は言葉」刊行 「数学は言葉」の対象は? 著者がTV出演 →こちら 勝間和代さん「勝間的経済研究所(カツケン)」の「所長的日常#20(2009年11月15日放送):お友達とティータイム」のコーナーでこの本が紹介されています。
◎英語を勉強したときのように数学を勉強してみませんか 数学は言葉です。5000年にわたる不変不朽の世界共通の言葉です。 ただ、ものすごくコンパクトに圧縮されているために読み解くのが困難なのです。 まずは、数学語を和文に翻訳してみましょう。 それができたら和文を数学語にしてみましょう。 気がつけば、あなたはきっと論理的に考えられる人になっているはず。 そして、あんなに苦手だった証明問題が苦にならなくなっているはず。
ややこしい数式や記号も,結局のところ 「誰かとわかり合うための言葉」なんだ。 もっと早く気づいていれば, もっと数学が好きになっていたのに。 いや,まだまだ間に合う,文系男子を代表して, 新井先生に感謝! 重松清
■目次
CHAPTER1 定義とは何か COLUMN 数学と言葉 (野崎昭弘) CHAPTER2 数学の文法 CHAPTER3 和文数訳 CHAPTER4 数文和訳 CHAPTER5 かたちから言葉を見る (影浦峡) CHAPTER6 証明とは何か CHAPTER7 数学の作文 CHAPTER8 終章――ふたたび古代ギリシャへ