1949年，滋賀県大津市生まれ.1968年京都大学工学部に入学するも，その年に大学紛争が始まる.その中で，自分は社会にどう貢献できるのかを必死に考えて行動.結果，社会に何か貢献できる研究者になることを決意し，大学院に進学し博士号を取得.ただ，諸事情のため，研究者への道がふさがれていた.そのとき，ちょっとしたきっかけで駿台予備校で数時間教えることになる.全国の高校から集まる生徒の真剣な瞳にはげまされ，この場で化学教育を少しでもよくする仕事をしていこうと決意し，以降，講義を通じてだけでなく，教材，模試，参考書の作成等にも尽力する.また，高校の教育現場に少しでも役立てられるものがあればという思いで，高校の先生用のセミナーで授業を公開している.
座右の銘は「思無邪」「人生一向性」.著書は，『原点からの化学（化学の理論，化学の計算，化学の発想法，有機化学，無機化学）』，『新理系の化学（上，下，100選）』，『化学記述・論述対策』（以上，駿台文庫），その他，駿台予備校での教材など多数.