【2008年7月刊行】
心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方
浦上昌則・脇田貴文 著
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B5判変形 256頁
ISBN978-4-489-02038-4 C3011
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■著者紹介:
浦上昌則(うらかみ まさのり)
1991 年 神戸大学教育学部 卒業
1994 年 神戸大学大学院教育学研究科修士課程 修了
1997 年 名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程 単位取得退学
1997 年 南山大学文学部 講師
現 在 南山大学人文学部 准教授 博士(教育心理学)
著書:『“学生”になる! −進学が決まった時に読む本−』(北大路書房,2006)
『心理学 −Introduction to Psychology− 第2版』(ナカニシヤ出版,2008 共編著)
脇田貴文(わきた たかふみ)
2001 年 南山大学文学部教育学科 卒業
2003 年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程 修了
2006 年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程 単位取得退学
2007 年 京都大学大学院医学研究科 産官学連携研究員
現 在 関西大学社会学部 助教
著書:『心理学基礎演習vol.2 質問紙調査の手順』(ナカニシヤ出版, 2007, 分担執筆 第7章,第11章)
『項目応答理論と特異項目機能 福原俊一(監訳) QOL 評価学−測定・解析・解釈のすべて−』
(Fayers & Machin 2000 Quality of Life: Assessment, Analysis and Interpret John Wiley & Sons
Ltd.)(中山書店, 2005, 分担翻訳 第6章)
■内容紹介
◎数字や統計記号も恐れることなく,論文を読み解くポイントが見えてくる
本書は,初心者が「調査系論文が読めるようになる」ための本であるが,
平均・標準偏差,因子分析など,「これを知れば,論文が読めるようになる」
という内容を精選し,直線的に組みたてた。
論文を読むには,研究者がどういう意図で文章を書き,統計を使ったかを
読みとる力が要る。そのため,より必要な統計手法を意味に重点をおいて説明し,
論文に省略された部分も補って,書き手の視点から論文を読む道筋を解説する。
これは,自分の研究で論文を書くときにも,きっと役にたつ。
■目次
第0章 「論文を読む」ということ
第1章 論文とは何なのか?
第2章 研究における測定
第3章 測定から統計へ
第4章 因子分析・t 検定
サンプル論文1 動物に対する共感性尺度の作成
第5章 1要因分散分析・相関係数・偏相関係数
サンプル論文2 介護意識の形成 ― 高齢者との同居経験と高齢者観との関連から ―
第6章 2要因分散分析・因子分析
サンプル論文3 交際経験が同性との関係観におよぼす影響 ― 大学生を対象として ―
第7章 重回帰分析
サンプル論文4 40歳代男性の生活満足感に影響する要因の探索的研究
第8章 共分散構造分析
サンプル論文5 試験への動機づけとその結果の関連 ― 学びの個性に着目して ―
第4章から第8章のサンプル論文1〜5(pdfデータファイル)
◎これらの論文は,すべて本書のために作成した架空のものです.データはもちろん先行研究の紹介も,
すべてが架空のものですので注意してください.
データのダウンロード <サンプル論文1〜5>
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【誤植訂正】本文第3章(72ページ)の記述を,以下のとおり訂正いたします.
72ページ下から10行目
誤 「17歳男性で身長が188.78cmより大きい……」
正 「17歳男性で身長が188.26cmより大きい……」
72ページ下から2行目
誤 「188.29cmより大きい人は……」
正 「188.26cmより大きい人は……」
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