【2012年9月刊行】
研究活動デザイン 出会いと対話は何を変えるか
細川英雄 著
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A5判 192頁
ISBN978-4-489-02136-7 C0030
■著者紹介:細川英雄(ほそかわひでお)
1949年東京生。早稲田大学・第一文学部卒。
同大学大学院文学研究科・博士後期課程 単位取得。博士(教育学)。
現在、早稲田大学大学院・日本語教育研究科 教授。
信州大学/金沢大学/早稲田大学・日本語研究教育センターを経て、現職。
言語文化教育研究所・代表。
著書に、『日本語教育は何をめざすか』(明石書店2002)、
『考えるための日本語』(共著・明石書店2004)、
『研究計画書デザイン―大学院入試から修士論文完成まで』(東京図書2006)、
『論文作成デザイン―テーマの発見から研究の構築へ』(東京図書2008)、
『複言語・複文化主義とは何か』(共著・くろしお出版2010)、
『日本語教育学序説』(共著・朝倉書店2012)、
『言語教育とアイデンティティ』(編・春風社 2012)、
『初級からはじまる「活動型クラス」』(編/共著・スリーエーネットワーク 2012)
など多数。
【著者関連URL】
(1)早稲田大学日本語教育研究科言語文化教育研究室(細川研) http://www.f.waseda.jp/hosokawa/
(2)NPO法人言語文化教育研究所(著者主催) http://www.gbki.org/
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■内容紹介
◎生き方をデザインする「研究活動」とは
研究は、ひとりで、研究室に閉じこもって進められるものでは
ない。自分の興味・関心から「研究テーマ」を明確化するプロセスにおいても、
自分との対話も研究仲間との議論も大切だ。
これまで『研究計画書デザイン』『論文作成デザイン』で研究デザインのあり方を
提示してきた著者が、自らの体験や教室での経験をもとに、研究活動の意味と
そのあり方を紹介する。さらに大学院設置の準備や、学会の研究大会のプランニング、
研究雑誌の編集などの組織づくりまで広がった研究活動を紹介。
■目次
この本を手にとってみた方へ
第I章 テーマと自分を結ぶ ―テーマを発見する喜び―
1 自分のテーマを発見するまで
2 わたしの日本語教育事始め
3 テーマを発見する喜び
第II章 理論と実践を結ぶ ―ことばと文化の思想と実践へ―
1 ことばと文化の理論を求めて
2 新しい理論から実践へ
3 研究を形にするということ
第III章 研究と組織を結ぶ ―議論形成への組織づくり―
1 研究のための組織をつくる
2 対話の場の組織づくり
3 対話から議論形成の場へ
第IV章 母語と第二言語を結ぶ ―第三の言語活動研究へ―
1 もう一度、母語の世界へ
2 考えていることから修士論文へ
3 第三の言語活動研究へ
第V章 「私」のなかの研究活動デザイン ―個人と研究を結ぶ―
1 テーマの発見から理論と実践の構築へ
2 研究活動と組織づくりとの関係
3 研究活動デザインは何をめざすか
出会いと対話はわたしに何をもたらしたか −あとがきにかえて−
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