■著者紹介:阿原一志(あはらかずし)
1963年 東京都生まれ 1992年 東京大学大学院理学研究科数学専攻博士課程修了 現在、明治大学理工学部准教授。 専門はコンピューティング・トポロジー。 位相幾何研究をする傍ら、位相幾何のソフトウエア開発も行う。 主な著書 『微分積分ノート術』(東京図書) 『大学数学の証明問題 発見へのプロセス』(東京図書) 『考える微分積分』(数学書房) 『考える線形代数』(数学書房) 『確率・統計の初歩』(培風館) 『ハイプレイン』(日本評論社)
■内容紹介
◎勉強法が身につくノートの作り方 高校で行列が扱われなくなったため、通常の線形代数の参考書に比べて行列の導入をていねいに説明。行列の足し算・引き算に始まり、固有値・対角化までがちゃんとわかる一冊。また、本書は、大学の線形代数を身につけるためのノートの作り方を具体的に示した構成になるよう工夫している。本書にある「この本の使い方」に従ってマイノートを作成していくことで、数学を勉強するうえで必要となる訓練ができる。手描きの解説や解答などをお手本に手を動かせば、線形代数の勉強法が自然と身につく。
■目次
第1章 行列 第2章 連立方程式 第3章 基底と線形写像 第4章 内積 第5章 固有値・対角化